「高校生がコーヒーで起業!」ご参加いただきありがとうございました!

プレ博 第3弾 高校生がコーヒーで起業!マウンテンコーヒー×桜花学園高校の挑戦にご来場いただき、誠にありがとうございました。
【コーヒーの多様性】をテーマに掲げる珈琲博覧日として追い続けているテーマのひとつが「コーヒーの学びを深める」。これまでプレ博やトークイベントでコーヒー生産国やコーヒー栽培、認証型フェアトレードなどさまざまな話題を取り上げてきました。今回は高校生と地元ロースターが取り組むCoffee Projectから発展した起業と、直接提携型フェアトレードについて学ぶ企画。少し難しいテーマだと思いますが、高校生が取り組むフェアトレードという新たな視点を得て、改めて考えるきっかけとなりました。

バスケットボール部の活躍で有名な桜花学園高校ですが、もうひとつ注目を集めているのが国際キャリアコースの「Coffee Project」。英語力のみならず思考力や協働力を身につける課題のもとに身につけたプレゼン能力は大人顔負け!学校紹介にはじまり、Coffee Projectにおけるフェアトレードの学びと商品開発、そして起業するにいたるまでを、7人の学生が交代で登壇し発表を行いました。

Coffee Projectで必要となるのはコーヒーを普段飲む機会が少ない高校生たちに、コーヒーをどうやって理解してもらい商品企画・販売につなげていくのか。その難しい役割を担うのがマウンテンコーヒーの岩山さん。その熱心な指導とあたたかい眼差しは学生たちの心の中に着実に種を蒔き、実を結んでいると思います。
それは桜花学園高校OGがCoffee Projectを通して自分の進むべき将来への道を見つけたという言葉に集約されていました。

Coffee Projectでドリップバッグとして商品企画・開発するコーヒーは、ゼンショーフェアトレードのコーヒーから選んだもの。ゼンショーホールディングスが2007年から行っている直接提携型フェアトレードは、現地の実情に合った支援がコーヒーを通じて行うことができる取り組み。生産者との直接対話を重ね、先進国と途上国という枠組みから脱して、対等に継続的な課題に向き合うという姿勢に企業としての在り方を考えさせられました。

参加者からの質疑応答ではフェアトレードに対する高い関心と、桜花学園高校の学生たちにとって何が国際支援活動への原動力になっているのかなど、さまざま話題が飛び交いました。
高校生がドリップして淹れたブルンジコーヒーは、彼女たちの説明通り、爽やかな酸味と香りがとても飲みやすく美味しいコーヒーでした。

次回プレ博は10月19日「コーヒーインストラクター3級検定認定講習会」。講師に共和コーヒー店の焙煎士であり、日本でも数少ないJCQAコーヒー鑑定士でもある森田和吉さんをお招きして開催します。講習を聴講するだけで、コーヒーの資格が取得できる人気の講座です。

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

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